最終更新日:2021-07-09
代謝アップにおすすめのダイエット成分といえば「カルニチン 」や「アルファリポ酸」が有名な成分ですが、それぞれの働きやおすすめの体質の方は異なります。今回は、2つの成分の違いや働きをご紹介いたします。
サプー公式Youtubeでも、カルニチンとアルファリポ酸の違いをご紹介しています!ぜひチェックしてみてください♪
カルニチン とは、肝臓で合成されるアミノ酸の一種です。
カルニチンという名前は、元々カルニチンが肉に含まれていた物質であることから、ラテン語で肉を意味する「carnus」という言葉が由来です。
カルニチンは体のほぼすべての細胞に存在し、エネルギー産生において重要な役割を果たしています。
羊肉や牛肉などの赤身肉に多く含まれており、肉の色が赤ければ赤いほど、カルニチン含有量が高くなると言われています。
また、カルニチンは年齢を重ねるごとに体内量は減っていくため、不足しがちな栄養素になります。
カルニチンは、アスリートの筋肉作りや、脂肪燃焼を手伝うダイエット成分としてサプリメントが人気を集めているほか、近年では不妊治療の分野でも注目されており、卵子や精子の質と深く関係しているとして研究が進められています。
カルニチンには、体内の細胞内のミトコンドリアという焼却炉のような場所に脂肪を運び、エネルギーを作り出す大切な役割を持っています。
ミトコンドリアがエネルギーを産生するために必要とする糖質のほかに脂肪酸を利用することがあります。この脂肪酸をミトコンドリアに運ぶのがカルニチンであり、エネルギー産生に大きな役割があります。
カルニチンは年齢とともに減少するため、年齢とともに代謝が落ちてきて太りやすくなったという場合は、カルニチン不足が太りやすさの原因のひとつかもしれません。
Lカルニチンは、遊離脂肪酸をミトコンドリアに運べる唯一の成分のため、体内で脂肪を燃焼させて痩せやすい身体を作るには欠かせません。
カルニチンがないと脂肪が燃焼されないとまで言われています。
カルニチンを十分に補給することによって、体内に取り込まれた脂肪を効率よく燃焼し、エネルギーに変換することができます。脂肪がつきにくい太りにくい体質作りに期待できます。
Lカルニチンが不足すると、燃焼されずに体内に残った脂肪が蓄積されて、肥満に繋がります。
肥満は、余分な脂肪が増えることで、血液中に流れ出たコレステロールや中性脂肪といった脂質が血管を細く硬くしてしまう動脈硬化に繋がってしまいます。
動脈硬化が進むと血液の流れが悪くなり、高血圧に繋がります。
野菜中心の生活をしていて、赤身肉をあまり食べないという方はカルニチンの摂取量が少ない可能性があります。
食事制限でダイエットをしていても、赤身肉を摂っておらずカルニチンが不足していては、食べた脂肪分はどんどん体に蓄積されてしまいますので注意が必要です。
Lカルニチンはエネルギー生成を助ける働きがあるため、疲労感やだるさをやわらげることができます。
一時的な疲れは、身体を休めることで回復することができますが、日常的・慢性的に疲れを感じている人はLカルニチンが不足しているかもしれません。
Lカルニチンでエネルギーを生み出す原動力をサポートして疲労回復に繋げましょう。
脂肪の焼却炉の働きをするミトコンドリアの機能の低下は、老化の原因のひとつとも考えられています。年齢とともに体内のカルニチン量が低下すると、ミトコンドリアにも影響を与えると言われています。
カルニチンなど、ミトコンドリアの働きに必要な栄養素を積極的に補うことは、ミトコンドリアを活性化させ、認知力のアップや体の老化予防につながると言われています。
アルファリポ酸は、別名チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種で、私たちの体を作る細胞のひとつひとつに存在する成分です。
ビタミンによく似た性質をもち、生体活動を維持するための「補酵素」として働きます。
アルファリポ酸も、体内のエネルギー製造工場であるミトコンドリアと深いかかわりがあり、糖質からエネルギーを作り出す時に欠かせない成分です。
さらに、老化の原因となる活性酸素から体を守る抗酸化パワーを持っています。
アルファリポ酸は、レバー、ほうれん草、人参、ブロッコリーなどに含まれていますが、その量は微量と言われています。
アルファリポ酸も、年齢とともに減少し、特に30~40代以降は急激に減少することが知られており、加齢による新陳代謝の低下、中年太りの原因のひとつともいわれています。
アルファリポ酸は、糖質の代謝に大きく関わっており、食事などから摂り入れた糖質を効率よくエネルギーに変換する手伝いをして、余分な脂肪分をため込まないように働きかけます。
また、アルファリポ酸は、老化の原因となる活性酸素を除去する抗酸化力を持っており、その抗酸化力はビタミンCの400倍ともいわれています。
活性酸素は、ストレス、紫外線、喫煙、過剰な運動などが原因で増えると言われています。
中でもストレスによって発生する活性酸素が多く、ストレス社会に生きる現代人は活性酸素によるダメージを受けやすいと言われています。
アルファリポ酸は、体内に取り込まれた糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあります。
アルファリポ酸が不足すると、ブドウ糖やアミノ酸などのエネルギーの元となる栄養素がミトコンドリアに運ばれず、エネルギー産生効率が低下します。
アルファリポ酸を十分に摂ると、このような糖代謝が活性化するため、ダイエットにも期待されています。食事から摂り入れた糖分をエネルギーに変えることで、余分な脂肪を溜め込まない体作りができます。
アルファリポ酸は、私たちのエネルギー源となるATPを作るために必要な栄養素です。
ATPはミトコンドリアで生成されますが、ストレスや加齢によってミトコンドリアがダメージを受けると、このATPも作ることができなくなるため、疲れやすくなってしまうと言われています。
その為、アルファリポ酸を補うことで、疲れにくい体作りや疲労回復に期待できます。
アルファリポ酸は、優れた抗酸化力を持つだけでなく、ビタミンE、グルタチオン等の他の抗酸化成分を再生させて再利用できるようにする働きがあります。
また、アルファリポ酸は水溶性にも脂溶性にも働く強力な抗酸化物質であることから、すべてのビタミンの抗酸化力を高める働きにも期待されています。
また、肌のハリと弾力を保っているコラーゲンやエラスチンの糖化によるダメージから守る働きや活性酸素によるダメージから肌や体を守るため、若々しい肌や体作りに期待されています。
がんは、不規則な食生活やストレスで発生した活性酸素によって細胞がダメージを受けて引き起こされる場合があると言われています。
アルファリポ酸は、細胞にダメージを与える原因である活性酸素から体を守る働きである抗酸化力に優れています。
また、水溶性・脂溶性のどちらにも働くことができるため、血液や脊髄液、そして脳や心臓、肝臓など、体のあらゆる部位を酸化ダメージから守ってくれることが期待されています。
カルニチンとアルファリポ酸の違いは、ずばり働きかける栄養素です。
カルニチンとアルファリポ酸は、それぞれ体内のエネルギー工場であるミトコンドリアと深いかかわりがありますが、それぞれ担っている役割が異なります。
カルニチンは、主に体内に取り込まれた脂質をミトコンドリアに運び、脂質代謝をサポートします。
対して、アルファリポ酸は、糖質をミトコンドリアに運ぶことで、糖質代謝をアップさせる働きがあります。
脂質や糖の代謝以外は、疲労回復やアンチエイジングなど似たような働きを持つカルニチンとアルファリポ酸ですが、体内での働きは全く一緒ではありません。
実は、カルニチンとアルファリポ酸は、一緒に摂ると効果的と言われている成分です。
太る原因の1つに、代謝の低下があります。カルニチンは脂質代謝、アルファリポ酸は糖質代謝にそれぞれ働きかけるため、痩せやすい体作りには両方を一緒に摂ることがおすすめです。
また、この2つの成分と相性の良い栄養素がコエンザイムQ10です。
コエンザイムQ10は、カルニチンやアルファリポ酸が運んできたエネルギー源を代謝するミトコンドリアを活性化させる働きがあるためです。
いくらエネルギー源を運んでも、ミトコンドリアが衰えていればそれを代謝することは難しいと考えられている為、年齢とともに減っていくコエンザイムQ10の併用もおすすめです。
脂質や糖質は血管を通じて全身に運ばれ代謝されるため、血管を広げて血流を良くしてくれるシトルリンも、これらの代謝アップ成分のサポートにおすすめです。
それでも、そんなに沢山のサプリメントは摂れないという場合や、カルニチンとアルファリポ酸をどちらを摂ればいいの?という場合は、糖質の代謝と脂質の代謝、どちらをメインに代謝アップをしたいかで選ぶと良いでしょう。
カルニチンとアルファリポ酸はどちらもダイエットと疲労回復に期待される成分ですが、それぞれアプローチの仕方が異なります。自分自身にあった成分を選び効率的にダイエットを行いましょう。
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