コラーゲンとヒアルロン酸の違い。
どちらを選べばいい?
最終更新日:2023-09-21
美肌づくりに欠かせない「コラーゲン」と「ヒアルロン酸」という言葉はよく聞くものの、この二つの性質や働きかけはご存知でしょうか。今回はコラーゲンとヒアルロン酸の違いや、どんな人におすすめかなど、詳しく紹介します。


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サプーでもよくいただく「コラーゲンとヒアルロン酸、どっちを摂るべき?」というご質問。
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1.コラーゲンとは


コラーゲンはたんぱく質の一種で、細胞同士を結び付ける役割を担っており、骨や皮膚、内臓の内側に存在している支持組織と呼ばれる組織に存在しています。
コラーゲンといえば肌のハリや弾力をアップさせる美容成分と認識している方も多くいらっしゃると思いますが、コラーゲンは肌だけではなく、体全体にとって必要な成分でもあります。


コラーゲンは、体内で機能するタンパク質のため、直接お肌に浸透させることは難しいと言われております。
そのため、食事やサプリメントで体内に取り込むのがおすすめです。また、体内でのコラーゲンの生成にはアミノ酸が必要不可欠です。
つまり、アミノ酸と一緒に摂り入れることで、効率よく体内でコラーゲンを生成することができます。


コラーゲンが多く含まれる食品
豚足、スジ肉、鳥皮、魚皮、フカヒレ、エイヒレ、うなぎ、なまこ
アミノ酸が多く含まれる食品
肉、魚、卵、乳製品
2.ヒアルロン酸とは


ヒアルロン酸とは、人間の皮膚や関節、目の硝子体に存在しているムコ多糖類の一種。
ヒアルロン酸は、1gで6リットルもの水分を蓄えていると言われており、細胞同士を結び付ける役割や、外からの衝撃を吸収するクッションのような働きをもちます。もともと皮膚の真皮に多く含まれており、コラーゲン同様、年齢とともに減少していく成分です。
コラーゲンと似た性質を持つヒアルロン酸ですが、ヒアルロン酸は肌にうるおいをあたえたり、関節の潤滑剤になったり、眼の乾燥を防いだりといった働きにをもつことに加え、高い保水力を持つという点が特徴的です。


ヒアルロン酸は、肌の最も外側にある角層までしか浸透しません。
肌への浸透性を高めるために、分子を1万以下までに小さく改良したヒアルロン酸を配合している化粧品もありますが、ヒアルロン酸がもともと存在しタイル肌の奥、真皮まで届かせることは難しいのです。
そのため、ヒアルロン酸も、コラーゲンと同様にサプリや食品で体内に摂り入れるという方法がおすすめです。


ヒアルロン酸が多く含まれる食品
豚足、ふかひれ、魚の目、山芋、オクラ、納豆、うなぎ、すっぽん
3.コラーゲンとヒアルロン酸の違い
コラーゲンとヒアルロン酸を構成する成分の種類
そんなコラーゲンとヒアルロン酸の違いは、コラーゲンがたんぱく質であるのに対し、ヒアルロン酸はムコ糖類だということです。
ムコ多糖類は、細胞のまわりに存在している水分を豊富にたくわえた粘液性の物質で、細胞を滑らかに覆い、みずみずしさを保ってくれるものです。
コラーゲンとヒアルロン酸の働きの違い
ヒアルロン酸は、水分を蓄えて乾燥を防ぐ働きがあります。ムコ多糖類であるヒアルロン酸は高い保水力を持っているため、1gで6リットルもの水分を蓄えることができ、肌のうるおいの維持や、関節サポート、角膜など粘膜の乾燥を防いでくれます。
それに対しコラーゲンはヒアルロン酸のように高い保水力がない代わりに、強い弾力のある組織を形成する性質や、高い保水力を持つ細胞の維持をする性質を持ちます。そのため、肌のハリや強い筋肉、骨格の維持など、体の内側から肌や筋骨格を支えてくれます。
共通点としては、どちらもみずみずしい潤い肌に欠かせないもので、年を重ねるごとに減少していくため、サプリメントや食品などで補うことがおすすめの成分です。
コラーゲンは、弾力やハリを保つために働き、ヒアルロン酸は水分を蓄えて乾燥を防ぐ働きがあります。ムコ多糖類であるヒアルロン酸は高い保水力を持っているため、1gで6リットルもの水分を蓄えています。
ですが、コラーゲンには保水力はありません。ただ、強い弾力のある繊維状の組織で細胞のまわりに骨格構造を形成しており、細かい骨組みによって体を内側から支えてくれているのです。
共通点としては、どちらもみずみずしい潤い肌に欠かせない成分で、年を重ねるごとに減少していきます。
4.コラーゲンとヒアルロン酸の共通点
コラーゲンとヒアルロン酸は、どちらもみずみずしい潤い肌に欠かせない成分です。


もともと体内に存在していますが、年齢を重ねるとともに減少していき、どちらも50代になると20代に蓄えている量の半分になってしまいます。
サプリメントや化粧品でコラーゲンとヒアルロン酸がセットになっている場合が多いのは、2つの成分が互いの性質を補い合う関係にある成分なので、一緒に摂ることでより美容・ヘルスケアへの高い作用が期待できるためです。
ヒアルロン酸が体内に水分を溜めてお肌に潤いを与え続けるためには、保水力を逃がさない組織を維持するコラーゲンが必要なのです。
5.コラーゲンとヒアルロン酸、不足するとどうなる?
6.まとめ
「コラーゲン」は肌のハリや弾力に働きかけ、「ヒアルロン酸」は保水力を持ち、みずみずしい肌の維持などに期待されている成分です。
どちらも肌や関節など、美容と健康に欠かせない成分ですが、弾力やハリの無さが気になる方はコラーゲン、うるおいが欲しい方はヒアルロン酸など、ご自身に合った成分を選んで、気軽に美容・ヘルスケアに活用してくださいね。