最終更新日:2020-07-21
サプリメントの原料は、天然原料と合成原料の2種類に大きく分けられます。天然と合成原料には、それぞれメリットやデメリットがあります。今回は、サプリメントの天然原料と合成原料の違いや見分け方についてご紹介します。
サプリメントの天然原料は、野菜、果物、魚介、酵母等から抽出された原料を指します。
天然原料のメリットは、食べ物に近く、吸収率が比較的高いことです。
天然由来の栄養素には、その栄養素と相性の良い栄養素も含まれていることが多く、より効率的な働きが期待できると言われています。
ただ、天然原料は製造時のコストがかかり価格が高い傾向にあり、合成原料ほど高濃度で成分を抽出することができないため、特定の栄養素をたくさん摂りたい場合は、量をとる必要があります。
また、体質に合わない植物や卵や牛乳などの食べ物が原料としてサプリメントに使われている場合もあるので、食物アレルギーを持つ方は注意が必要です。
サプリメントの合成原料は、人工的に分子の構造を変化させてつくられた原料を指します。
合成原料のメリットは、天然原料に比べて安価なものが多く、栄養素が高濃度で配合できることです。
また、合成原料は、天然原料より吸収率が劣ると言われていましたが、最近では吸収率を高めるための加工や、相性の良い成分を一緒に配合することで、吸収率を高めた合成サプリメントも多数存在します。
合成原料のサプリメントは、何段階もの化学反応のプロセスや試験などを経て作られているため、天然原料のサプリメントと比べても、製造会社によっての品質の良し悪しにかなり差が出やすいと言われているため、安価すぎるサプリメントを選ぶには注意が必要です。
ここでは、天然原料と合成原料の違いや特徴、選ぶ時のポイントをご紹介します。
食べ物に近く、体内での吸収が良い
成分の配合量が合成原料にくらべて少ない
牛乳、甲殻類などアレルゲンとなる原料を使用している場合がある
合成原料のサプリメントに比べて高価
こんな人におすすめ
・なるべく食べ物に近い、天然のものを取り入れたい
・1日に何度もサプリメントを飲むことが苦ではない
天然原料に比べてコスパが良い
成分が高濃度で配合できる
用法を守らないと過剰摂取になりやすい
ここんな人におすすめ
・毎日続けるためにコスパを気にする方
・とにかく特定の成分をたっぷり摂りたい
・特定の天然原料にアレルギーを持っている
天然原料でも、合成原料でも製造会社や価格によっては、農薬や添加物が混ざっていたり、成分そのものに問題がある場合があります。サプリメントを選ぶときには、信用あるサプリメントメーカーを選ぶことが大切です。
天然原料と合成原料の違いやそれぞれのメリットがわかったら、次は見分け方が気になる方も多いのではないでしょうか。
天然原料か合成原料かの見分け方は、サプリメントのパッケージの成分や原材料表示でわかることが多いです。
天然原料は、野菜や果物などの食べ物やハーブの名前が記載されています。
一方、「ビタミンC、亜鉛、葉酸、グルコサミン、鉄」などの成分名だけが記載されている場合は、合成原料を使用している場合が多いと言われています。
例えば、同じグルコサミンでも「グルコサミン(カニ、エビ)」と記載があれば天然原料、「グルコサミン」のみが記載されている場合は合成原料となります。
このような合成原料のグルコサミンは、甲殻類アレルギーの方も飲めるように作られている場合がほとんどだといわれています。
天然原料と合成原料は、それぞれの成分の作られ方が異なります。同じ成分でも、天然と合成で作られているサプリメントには、それぞれの長所があります。この記事を参考に、ご自身のお好みに合わせて選んだサプリメントを、毎日の健康サポートにお役立てくださいね。
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