最終更新日:2020-12-15
「なんだか最近調子が悪い」と感じる時はもしかしたら更年期のサインかも。更年期は、女性のホルモンバランスに関係していると言われています。今回は、ゆらぎがちな心身の原因となる更年期についてご紹介します。
更年期とは、一生の中で身体に変化をもたらす節目のひとつです。更年期になると、体のさまざまな深い症状が出てくるのに加え、日常生活にまで支障をきたすこともあります。更年期に起こる身体の不調やその現れ方は人それぞれです。
一般的な更年期は、閉経する前後10年間のことを言われています。日本人の閉経年齢は50歳前後と言われているので、だいたい40代後半~50代後半までの10年間が更年期に当たります。40代後半ぐらいから、ほてりやのぼせなどの自覚できる症状が現れて、更年期を実感する方が多いようです。
しかし、卵巣が活動しなくなり、月経が1年以上停止した状態(閉経)になっていなくても更年期になったり、閉経にはまだ時間があっても、閉経に向けて心身の変化が起こり始めることもあります。この30代後半~40代の時期を「プレ更年期」と言われています。
また、更年期は女性だけでなく、男性でも同じように身体の不調を感じ、更年期の悩みをかかえる可能性もあります。
代表的な更年期の症状は下記のようなものが挙げられます。
更年期の代表的な症状です。いわゆる、頭に血が上ったように感じる「のぼせ」や、身体がカーっと暑くなって汗をかく「ほてり」と呼ばれる症状が現れます。一般的には顔の周りに汗をかきやすい人が多く、冬でも暑く感じます。
冷えは、自律神経のバランスの乱れによって起こる症状です。上半身は汗をかいているのに、手足は冷たいといったような「冷えのぼせ」という症状が起こる場合もあります。
体の様々なところが痛みだすのも更年期によく見られる症状です。肩こりは、肩甲骨から首の間の筋肉が緊張し、血行が悪くなり、乳酸などの疲労物質が筋肉の中に溜まることで生じます。また、腰痛もコシの骨に負担がかかり、血行が悪くなることで乳酸が溜まって生じます。
更年期になると女性ホルモンの分泌が低下するため、自律神経が不安定になり、疲れやすくなるという症状が現れます。取り巻く環境によって肉体的だけではなく、精神的にも疲れやすくなります。
血行の流れが悪いと、急に立ち上がった時や、からだの向きを変えた時など、目の前が真っ暗になり、血の毛が引いて行くような感覚になります。これも自律神経のバランスが乱れることが原因です。
更年期の不眠では、寝付きが悪い入眠障害や、寝ている途中で目が覚めてしまう中途覚醒などが多く、その分昼間に強烈な眠気が襲ってくるなどの悪影響があります。
女性ホルモンの分泌が低下すると、幸せのホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌も低下してしまいます。すると結果として、気分が落ち込んでしまうのです。
女性ホルモンの分泌の低下は、イライラにも繋がっています。
更年期の症状は、人によって様々です。更年期の症状特有ののぼせ、発汗などといった症状も25%以上の女性が経験していると言われています。
そのほかにも、冷え、皮膚のかゆみや乾燥、喉の渇き、下痢・便秘、胃もたれ・胸やけ、関節痛、しびれ、膀胱炎、尿失禁といった症状が現れる場合があります。
更年期の症状の多くは、加齢やストレスによって引き起こされるホルモンバランスの乱れ(エストロゲンの減少)によって引き起こされます。
女性ホルモンであるエストロゲンは、卵巣の機能を整え、女性の身体を健康な母体へと導くために必要な働きをするものであり、さまざまな器官を調整しています。
しかし、更年期に入ると、女性ホルモンは加齢や閉経とともに十分な女性ホルモンが作られなくなってしまうため、女性ホルモン不足により、「体温調整」「消化機能の調整」「精神活動」などがコントロールできず、心身に不調をきたすと言われています。
ここでは、更年期トラブルにお悩みの方に人気のサプリメントをご紹介します。
私たちはストレスを感じるとストレスホルモンを分泌し、女性ホルモンのバランスを崩しやすくなります。そのため、ストレス解消は更年期対策にも重要なのです。体を動かして気分転換したり、リラックスできる時間を作ったり、自分なりのストレス解消法を見つけましょ。
なるべく1日6時間以上の睡眠をとるようにしましょう。睡眠の質は、女性ホルモンのバランスと大きく関わっているため、寝る直前の飲食や入浴を控えたり、寝る前にスマホを触るのはやめましょう。
マカ
マカは、栄養素に優れ、昔から滋養強壮に用いられた植物。近年、女性ホルモンと似た働きをする成分が含まれていることが分かり、年齢によるだるさ、疲れなどの更年期対策に人気です。
亜麻仁油
亜麻仁油は、エストロゲンに似た働きを持つリグナンという成分が、乱れた女性のホルモンバランスをサポートすることから、更年期のむくみやイライラといった不快感ケアに人気です。健康維持に欠かせない必須脂肪酸をバランスよく含むので、生活習慣対策にもおすすめです。
イソフラボン
イソフラボンは、体内で女性ホルモンのエストロゲンとよく似た働きをするため、女性のホルモンバランスの調整役として、ほてり、イライラ、頭痛といったゆらぎがちな更年期の心身をサポートしてくれます。大豆に多く含まれます。
ローヤルゼリー
ローヤルゼリーは、女性の美容や健康にもうれしい栄養豊富さと、特有成分デセン酸の女性ホルモンと似た働きから、骨密度の低下、肩こりや冷え性などといった更年期トラブルに悩む女性の味方として注目を集めています。
ブラックコホシュ
ブラックコホシュは、女性のハーブと呼ばれ、ホルモンバランスを整える働きから、更年期特有のホットフラッシュや不眠などの悩みサポートに人気のハーブです。
ガンマオリザノール
ガンマオリザノールは、米ぬかに含まれている成分。近年、自律神経への働きかけが、イライラや不安感といった気持ちを和ませると言われ、更年期トラブルに悩む方のヘルスケアに注目されています。
このような成分は、毎日の食事で補うことが難しいため、サプリメントで取り入れる方が増えています。
ただ、更年期の症状が日常生活に支障が出るほど深刻、または頻繁に起こる場合は、一度、婦人科を受診することをおすすめします。
更年期は、女性ホルモンのバランスが乱れることで、様々な心身のトラブルが起こると言われています。更年期の症状は、日常生活に支障をきたすほどであれば、婦人科の受診が必要ですが、軽い不調であれば、毎日の栄養やホルモンランスを整えることで軽減される場合もあります。ご自身の体調に合わせて、取り入れる栄養素やサプリメントなどの見直しを行ってみるのもいかがでしょうか。
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