最終更新日:2020-12-16
わたしたちは酸素を摂り入れてエネルギーを作りますが、この過程で、活性酸素が増えるとさまざまな不調が現れます。この活性酸素に負けないためには、「抗酸化力」が大切です。今回は、「抗酸化力」について詳しくご説明いたします。
シミやしわ肌、疲れやすい、目がかすむ等の老化。できることなら何とかしたいですよね。
サプー公式Youtubeでも、若々しくいるために欠かせない「抗酸化力」について、体を酸化(老化)させないためのポイントと人気の抗酸化成分をご紹介しています!
抗酸化を知るためには、まず「活性酸素」のことを理解する必要があります。
私たちが生きていくためには酸素が必要不可欠ですが、身体に取り込んだ酸素の一部は、他の分子と結びついて高い酸化力を持つ「活性酸素」になります。活性酸素は、酸素分子が他の分子と結びついたり、電子を奪ったりしてできる化合物です。
「活性酸素」は、もともと体内に侵入した細菌やウイルスの攻撃から体を守るために働くという大切な役割を持っていますが、過剰に発生しすぎると、自分自身の細胞をも攻撃してしまうのです。
そして、活性酸素による細胞のダメージは、老化や動脈硬化、生活習慣病などの原因になるとも考えられています。
この活性酸素から体を守るのが「抗酸化力」です。
活性酸素の発生源のひとつは呼吸で、私たちが呼吸によって取り込んだ酸素の2%が活性酸素に変化すると言われております。その他どのような生活習慣で、活性酸素が発生するのかみていきましょう。
わたしたちはストレスを感じると、それを緩和しようと副腎皮質ホルモンが分泌されますが、この抗ストレスホルモンが分泌・分解される過程で活性酸素が発生します。また、ストレス緩和のために抗酸化作用の強いビタミンCが大量に消費されるため、活性酸素を処理しきれなくなるのです。
タバコに含まれる有害物質を処理するために活性酸素が発生します。タバコの煙を吸うと、白血球は煙に含まれる有害物質を除去しようとして、活性酸素を多量に発生させるのです。
カップ麺やソーセージ、菓子類などには保存料や着色料のような添加物が使用されていることがありますが、この化学合成物が分解・解毒される過程で活性酸素が発生します。
紫外線を浴びると、肌の細胞内に大量の活性酸素が発生し、これが地肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンを破壊させてしまいます。これによってシワやたるみを引き起こします。さらに活性酸素の攻撃から肌細胞を守ろうとすることで、メラニン色素が発生し、シミの原因に繋がります。
排気ガスなどに含まれる有害物質が原因で活性酸素が発生します。
肝臓がアルコールを分解する時に、活性酸素が発生します。お酒の飲む量が多い人ほど、活性酸素を発生させているのです。
活性酸素が体内で過剰発生すると、正常な細胞や遺伝子を攻撃し、老化や生活習慣病などの要因になると言われています。しかし、活性酸素には抗菌力があり、身体の免疫機能を高めてウイルスから守る働きもあるのです。
あくまで、過剰発生してしまうと影響を及ぼす活性酸素ですが、一体どのような影響があるのでしょうか。
シワ、たるみ
活性酸素は肌を酸化させる原因となるため、肌の機能が正常に動かなくなってしまいます。これにより、肌の弾力やハリを保つコラーゲンやエラスチンが破壊され、シワやたるみを引き起こす原因となります。
くすみ
活性酸素で酸化した肌は、ターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下している状態です。そのため、古くなった角質が剥がれ落ちずに肌に蓄積し、角質肥厚を起こして、くすみを発生させます。これにより、毛穴が詰まりやすくなったり、ニキビが発生したりします。
抗酸化作用とは、その名の通り「酸化」に「抗う」こと、つまり活性酸素の過剰発生を抑える作用のことです。私たちの体の中にはもともと抗酸化作用が備わっていて、体内で抗酸化酵素が作られ、活性酸素の抑制に働いています。
しかし、この抗酸化作用は20代をピークに低下し、加齢とともに減少するため、体内の抗酸化作用を高めるために、食費品やサプリメントから抗酸化作用を持つ栄養素を補給することが大切です。
野菜は、抗酸化作用を持つものが多いですが、中でもほうれん草のように色の濃い野菜は、抗酸化作用が多いと言われています。ほうれん草にはベータカロテンという抗酸化物質が含まれており、体内で必要に応じてビタミンAに変換されます。ビタミンAには、新陳代謝を高める働きがあるため、ニキビケアや保湿作用にも期待できる栄養素です。
カロテノイドという赤や黄色の色素は、「カロテン類」「キサントフィル類」に分けられますが、パプリカにはキサントフィルが含まれています。このキサントフィルに強い抗酸化作用が含まれていることから、活性酸素除去に期待されています。
キャベツに比べて栄養素が豊富に含まれているのが芽キャベツです。ビタミンCの他、カロテノイドの一種であるルテインが含まれています。ルテインは、強力な抗酸化作用を持っており、酸化や光ダメージから肌や目を守る働きがあります。
かぼちゃには、食物繊維やビタミンC、ビタミンE、ベータカロテンが含まれており、栄養豊富な野菜です。ビタミンCやベータカロテンはもちろん、ビタミンEにも抗酸化作用が期待されています。
大豆にはイソフラボンが豊富に含まれていますが、このポリフェノールの一種であるイソフラボンにも抗酸化作用が期待されています。
CoQ10
CoQ10は人間の体に含まれている成分で、生命活動に必要なエネルギーの大部分を作り出している補酵素です。優れた抗酸化パワーで活性酸素のダメージから体を守る働きがあります。シミやシワ、たるみなどの肌老化に働きかけるため、若々しい肌をサポートします。
アルファリポ酸
アルファリポ酸とは私たちの体を作る細胞のひとつひとつに存在し、エネルギーを作り出すのに欠かせない成分です。活性酸素から体を守る抗酸化パワーが、疲れにくくダメージに負けない体づくりをサポートします。
ピクノジェノール(パインバーク)
フランスの南部の海岸に生息する松の樹皮から抽出された天然成分のことです。若々しい肌作りに期待されているアンチエイジング成分で、活性酸素や紫外線が原因でできるシミやそばかす、しわをケアしてくれます。
レスベラトロール
レスベラトロールとは、ブドウの果皮や赤ワインに含まれているポリフェノールの一種です。高い抗酸化パワーを持っており、活性酸素や紫外線ストレスから肌を守る働きがあります。これにより、肌老化をケアして、しわやたるのない美肌へ導きます。
ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつでアスコルビン酸とも呼ばれている成分です。優れた抗酸化パワーを持っており、活性酸素によるダメージから体を守り、シミ・そばかすの原因のひとつであるメラニンへ働きかけて、透明肌をサポートします。
わたしたちの日常生活の中には、活性酸素を増やす原因がたくさんあります。生活習慣を変えたり、食生活に抗酸化力のある食べ物を摂り入れるなど、活性酸素によるサビつきから体を守り、いつまでも若々しい体作りをしましょう。
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