最終更新日:2020-08-18
健康寿命と平均寿命を知っていますか?私たちの寿命は延び続け、今では“人生100年時代”と言われるようになっています。しかし一方で、自立した生活を送れる期間「健康寿命」は、平均寿命より短く、多くの人が寿命を迎える前の数年間は要介護や寝たきりの生活をしていると言われています。今回は、その健康寿命と平均寿命、そして元気な老後のために健康寿命を延ばす方法についてご紹介します。
健康寿命とは、人が生まれてから自立して健康で元気に過ごせる期間のこと。
一方、平均寿命とは、0歳のときに何歳まで生きられるかを統計的に予測した「平均余命」のことです。
日本は毎年、国別平均寿命の長寿を更新し続けている長寿国であり、健康寿命も世界トップレベルと言われています。
厚生労働省が2020年に公表した「令和元年簡易生命表の概況」によると、男の平均寿命は 81.41 年、女の平均寿命は 87.45 年。前年と比較しても男性 は0.16 年、女性 は0.13 年上回っています。
健康寿命も、男性72.14年、女性74.79年となっています。(厚生労働省の2016年の推定値)
健康寿命の長い都道府県ランキング(2016年)
1位:山梨県 73.21
2位:埼玉県 73.10
3位:愛知健 73.06
4位:岐阜県 72.89
5位:石川県 72.67
厚生労働省の調査では、2016年は山梨県が73.21年で第1位。
そして首都の東京は72.00 年で24位、最下位はわずかな差で秋田県71.21年でした。
健康で日常生活を送れる「健康寿命」と「平均寿命」の間には、男性で約9年、女性では約12年の差があります。この差の数年間、つまり、寿命を迎える前の数年間は、寝たきりや要介護などの不健康な期間があるということです。
平均寿命と健康寿命に差が生まれる理由として、医療制度が充実していることが挙げられます。
日本は充実した保険制度があり、高齢者に向けた医療制度が整っていることで、これまででは治らなかった病気や怪我でも、現在では治療・介護を受けながら生活できている人が増えています。こういった医療技術や延命治療の発展が健康寿命と平均寿命の差をうみだしている原因と言えるでしょう。
高齢化社会の日本では、出来るだけ寝たきりや要介護にならない健康的な老後を目指すために、この「差」をいかに短くするかが大きな課題の1つであると言われています。
平均寿命と健康寿命の差は、年々広がっていると言われていましたが、各自治体の取り組みや、健康寿命への私たちの意識・関心の向上などにより、2010年と比べると徐々に短くなってきている傾向にあります。
私たちの平均寿命は昔に比べるとグッと伸びましたが、その寿命に耐えうる体づくりができていないと言われています。健康寿命が縮まる理由は、生活習慣病などの病気や、骨や筋肉、関節などの運動器の機能低下によって「歩く」「立つ」などの動作ができなくなることが挙げられます。
ここでは、運動機能の低下を防いだり、生活習慣予防に日ごろからできる方法をご紹介します。
骨や筋肉、関節などの運動器の機能低下を防ぐためには、毎日の運動習慣が大切です。寝たきりなどの原因となる転倒などを起こさない体づくりの為には、バランス感覚を鍛える「片脚立ちトレーニング」や、下肢筋力を鍛える「スクワット」などがおすすめです。また、太りすぎは生活習慣病の原因になりますので、適度なダイエットも必要です。
生活習慣病や骨粗鬆症、筋力不足を防ぐためには食生活を見直してみましょう。乱れた食生活は、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因となります。また逆に、痩せすぎや、カルシウムなどの栄養不足は、骨粗鬆症や筋力不足を引き起こしやすいと言われています。毎日、バランスの良い食事で栄養を補うことが理想ですが、難しい場合はサプリメントの活用もおすすめです。
歩く、立つなどの日常的な動作に痛みが伴ったり動かしにくさを覚えると、家から出るのが億劫になったり、痛みを避けながら生活しがちです。そのまま外出や運動をせずに過ごすと、筋力や関節はさらに衰えてどんどん動けなくなってしまいます。
痛みや違和感は我慢せず、医師の診断を受けるほか、湿布や痛み止め、関節のクッション成分を増やすサプリメント等を利用して状態の悪化を防ぐことがおすすめです。
おすすめの成分:グルコサミン、コンドロイチン、MSM、アルニカ
寿命を迎える直前まで健康でいられるのが理想ですが、万が一に備えて、経済的な備えをしておくのもおすすめです。
保険
病気やケガをしたときに経済的な心配をしなくて済むようにするには、医療保険などが考えられます。最近では、健康増進型保険など、健康寿命を延ばすための行動(適度な運動など)を習慣づけておくと、保険料が安くなるものもあるようです。
貯蓄
コツコツと貯蓄をして貯めたお金は、病気の時以外なども使えるため備え方としては最適と言われています。ただ、長期間かけて計画的に貯蓄をしていく必要があります。
平均寿命が長いのは良いことですが、1番気にしたいのは健康寿命です。健康寿命を延ばすためには、健康的な食生活や習慣的な運動を心がけることが大切です。いつまでも若々しく人生を楽しむためには、私たちの身体も愛車と同じように小まめなメンテナンスを怠らず、大事に使い続けていくことがポイントです。
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