むくみの原因!
リンパの流れが悪くなる理由と改善方法
最終更新日:2022-01-13
夕方になると足がパンパンに張って痛かったり、お酒を飲んだ次の日は顔がむくんだりした経験はありませんか? このような浮腫みには「リンパの流れ」が関係しており、リンパの流れをよくすることで、むくみ改善につながると言われています。今回は、ツライ浮腫みの原因になるリンパと、リンパの流れを良くする方法についてご紹介します。


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むくみには「リンパの流れ」が関係しており、リンパを流すことでむくみ改善につながるかもしれません。
リンパの流れを良くする方法についてを動画でもご紹介しています。
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1.リンパとは


リンパ液、リンパ管、リンパ節、リンパマッサージなど、「リンパ」という言葉を耳にすることは最近少なくないですね。
実は、私たちの身体の毛細血管壁には小さな穴が開いていて、1日に約20Lの水分が漏れています。この漏れ出る水分がリンパ液と呼ばれています。
リンパ液は、血管の周りにあるリンパ管の中を流れています。
リンパ液は、血液の中の血しょうと呼ばれるものと同じと言われ、リンパが流れるリンパ管は、血管と同じように全身に張り巡らされています。
リンパ液は、血液とは違い、体内を緩やかに流れ、周りの筋肉や臓器から圧迫されることで一方向に流れていくと言われています。
その為、リンパは筋肉などの動きが少ないと滞りやすく、筋肉量の少ない女性や高齢者の足などがむくみやすいのはその為と言われています。
2.リンパが滞ると起こる体の不調


リンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分が皮膚の下に溜り、むくみを引き起こします。
むくみはリンパの流れが停滞することで、上手に水分や老廃物を輩出することができず、皮膚の下に溜まってしまうことで起こります。
その他にも、リンパが滞ることで老廃物が排出されず、くすみやにきび等の肌トラブルを引き起こしたり、セルライトが増えやすくなり下半身太りの原因になると言われています。
リンパの流れを良くすることは、肌トラブルやセルライト、むくみ解消だけでなく、血行が良くなるため、頭痛や肩こりや冷え性改善にもつながると言われています。
ただ、ひどいむくみはリンパの流れが悪いだけでなく、血流や代謝異常など、病気のサインである場合もありますので、注意が必要です。
3.リンパの流れが悪くなる原因


リンパの流れが悪くなる原因は様々ですが、私たちの生活に関係する代表的なものをご紹介します。
■運動不足
リンパの流れは、その周囲の筋肉のポンプ運動によって流れます。
そのため、運動不足で筋肉の動きが弱くなっていると、リンパの流れが滞りやすくなるといわれています。
■ストレス
血管の収縮と拡張をコントロールする自律神経の働きはストレスの影響を受けやすいです。
ストレスがたまると自律神経が乱れ、リンパの流れが滞る原因になります。
ストレスを上手に解消する方法を見つけることやストレスケアサプリなどの活用がおすすめです。
■ホルモンバランスの乱れ
若いころは平気だったのに、年齢を重ねるにつれてむくみが気になってきた、生理前に急にむくみだすなどは、女性ホルモンのバランスが関係しています。
女性ホルモンのバランスが乱れることで、自律神経が乱れて血行が悪くなるため、むくみが起こるといわれています。
■食生活の乱れ
肉類や脂質、塩分濃度の高いものばかり摂っているとリンパが滞り、むくみやすくなります。塩分過多にならないように注意し、アルコールやカフェインの多い飲み物も注意が必要です。
■冷え
体を冷やす食品や飲み物の摂取、生活習慣を続けていると、自律神経が乱れます。
また、冷えると血行が悪くなるようにリンパの流れも滞るため、さらに冷え性が悪化する場合もあります。
■水分不足
私たち人間が1日に飲み物からとる必要のある水分量は1500ml以上といわれています。
水分が不足すると血液がドロドロになるのと同様に、老廃物や水分を運ぶ役割があるリンパも、流れが悪くなるといわれています。
■姿勢の悪さ
姿勢が悪いと、リンパの流れも滞ります。
姿勢の悪さは、デスクワークなどずっと同じ姿勢でいることが原因の場合が多いです。
体が凝り固まることで、血液やリンパの流れが悪くなるほか、自律神経の乱れや冷えなどにもつながるため、自分の姿勢を意識する必要があります。
4.リンパの流れを改善する方法
リンパの流れが滞ると、体のむくみが気になるだけでなく、肥満や肌荒れ、肩こりを引き起こします。
リンパの流れをよくする方法についてご紹介します。
■食事


脂質、塩分が多くなりがちの場合は、リンパの流れをよくするためのバランスの良い食生活を心がけましょう。
リンパの流れをよくする食べ物は、ベータカロテンやビタミンが豊富な緑黄色野菜、デトックス作用のあるミネラルが豊富な海藻類、カリウムや植物性タンパク質を補える豆類、クエン酸を多く含むレモンやグレープフルーツなどの果物などがあります。
このような食材を普段からバランスよく摂ることで、リンパの流れがスムーズになり老廃物を上手に排出できるようになるといわれています。
■ゆっくり深呼吸を繰り返す


大きく息を吸い込んでおなかを膨らませ、おなかの筋肉を働かせて息を吐き出します。
ゆっくり腹式呼吸(深呼吸)繰り返すと、胸管のポンプ作用によっておなかのリンパ管を刺激して流れを促進させることができます。
■肩を後ろに回す
両手の指先を肩にのせて、肘を大きく前後に回します。後ろ回りに肩甲骨を回すイメージで行います。こうすることで、肩甲骨周りの筋肉が動き、肩から背中の血行、リンパが促進され、肩こりや冷えの改善につながります。
■有酸素運動を摂り入れる


有酸素運動などの軽い運動を行うと、リンパの流れが促進されます。リンパマッサージをする前に軽い運動をとりいれることで、相乗効果が期待できます。
■マッサージ


体内でも、脇の下や顎の下、脚の付け根、膝裏などが、特に老廃物が溜まりやすくリンパが滞りやすいと言われています。これらの箇所を集中してマッサージすることで、リンパの流れを改善でき、むくみ解消などにもつながります。
マッサージは、あまり強くやりすぎず、優しくなでる程度で行うことがおすすめです。リンパは一方方向にしか流れないので、リンパが流れる方向に優しくマッサージにしてください。
■積極的に水分をとる


水分が十分に摂取されていないと、血液やリンパ液の流れが悪くなってしまいますので、ミネラルウォーターや白湯など、積極的な水分補給がおすすめです。
ただし、アルコール類や、カフェインを多く含んだ飲み物(コーヒー・紅茶など)には、利尿作用があるため、飲みすぎると水分が過剰に排出されて脱水状態になり逆効果になる場合もあります。
■姿勢をよくする


姿勢が悪いとリンパ管が圧迫され、リンパの流れが悪くなる原因になります。
座りっぱなしの時は、少しストレッチしてみたり、自分の姿勢に変な癖がないかどうかチェックするようにしましょう。
その他にも、リンパの流れを改善する方法としては、ストレス解消方法を見つけたり、ホルモンバランスを整えるサプリを摂り入れる、生活リズムを整えることなどが挙げられます。
5.おすすめの成分


リンパの流れを促したり、老廃物の排出におすすめの成分をご紹介します。
カリウム
カリウムは、私たちの細胞の中に存在している微量ミネラルのひとつ。体内に存在するナトリウム(塩分)とともに水分のバランスを保ちながら、体が正常に機能するよう働いています。塩分の摂り過ぎによって起こるむくみケアとしておすすめの成分です。
バイオペリン
バイオペリンとは、黒コショウから抽出された成分。辛味成分である”ピペリン”を含んでいる特許取得成分です。血管を広げて体を温めるほか、リンパの詰まりや冷え性、むくみ対策などに効果的なサプリメント。バイオペリンを飲むとあっという間に浮腫が取れたという口コミも。
ブッチャーズブルーム
ブッチャーズブルームとは、ヨーロッパや西アジア、北アメリカに生育しているユリ科の植物。もともと古代ギリシャの時代には、スムーズな消化が期待できるとして、健康維持に役立てられてきました。近年では、血流やリンパの流れをサポートする働きが分かり、セルライトや下半身のむくみに人気の成分です。
ひまし油もリンパマッサージ用オイルとして人気です。
6.まとめ
ストレスや生活習慣の影響で、現代人はリンパの流れが悪くなりやすいと言われています。リンパの流れが悪くなると、むくみや肩こり、冷え症、肌荒れなどの不調を引き起こすため、積極的に流してあげることがおすすめです。
忙しい毎日の中でも、簡単なマッサージを取り入れたり、生活習慣を少し見直すだけで、リンパの流れを助けることができます。まずは、取り入れられそうなものから始めて、リンパの流れが良い体づくりを目指しましょう。