クレオパトラも使っていた!
ローズウォーターの効果や使い方
最終更新日:2021-08-10
美容にいいと言われる「ローズウォーター」をご存知でしょうか。クレオパトラもローズウォーターを愛用していたとされているローズウォーターの詳しい効能や使い方をご紹介いたします。


動画でもご紹介しています
クレオパトラも使っていたと言われるローズウォーターは、アンチエイジング、ニキビケア、髪や頭皮ケア、心のケアなど様々な効果が期待できます!
サプー公式Youtubeでも、ローズウォーターの効果と使い方をご紹介します!ぜひチェックしてみてください♪
1.ローズウォーターとは


ローズウォーターとは直訳すると「バラの水」という意味ですが、正確にはバラのエッセンシャルオイルを蒸留するときに一緒に得られる芳香蒸留水(香り付きのお水)です。
その歴史は10世紀ころから始まり、聖母マリアやクレオパトラもローズウォーターに魅了され愛用していたとされています。
ローズウォーターは主にスキンケアに配合されていることが多く、とにかくシンプルな成分のため、敏感肌の方でも安心して使えると言われています。
■ ローズウォーターは飲める?
ローズウォーターは、化粧用と食品用の2種類があります。
市販のローズウォーターには飲んでも良い食用には芳香蒸留水以外のものは入っていなかったり、食用の成分だけ使われていることが多いですが、ローズウォーターの中でも化粧水として作られていたりと飲用ではないものもあるので注意してください。
■ ローズウォーターのデメリット
万能なローズウォーターですがデメリットはあるのでしょうか?
答えはNOです。ローズウォーターには特筆すべきデメリットはありません。
ただ、化粧用に作られたローズウォーターを口に入れたりするのはNG。使用方法を確認して使ってくださいね。
2.ローズウォーターの作り方


ここでは、飲むこともできるローズウォーターを自宅で作る方法をご紹介します。
■ 用意するもの
材料
・無農薬の薔薇の花びら 170g
・ミネラルウォーター 1000cc
必要な道具
・ガーゼ
・鍋(大きめ)
・耐熱ボウル
・ボウル
・保存容器(煮沸消毒できるもの)
■ レシピ
1. 精製水を鍋に入れて沸騰させます
2. バラの花びらを耐熱ボウルに入れ、1で沸騰させたお湯を花びらの上に静かに注ぎます
3. 不純物が入らないように、お皿やラップなどでボウルに蓋をして1時間~2時間程度置いておきます
4. 別のボウルにガーゼをかぶせ、3をガーゼの上に流し入れて漉します
5. 漉したものを、清潔な保存容器(煮沸消毒したもの)に入れて完成です
何にでも使えるローズウォーターですが、自分で作るとなると大変です。ただ、バラの花びらからローズ成分を抽出している間は、香りを楽しむこともできますので、休日のアクティビティなどにもおすすめです。
手作りしたローズウォーターは、消費期限が短いです。ぜひ早めにお召し上がりくださいね。
■ 手作りローズウォーターのポイント
無農薬の薔薇を使う
バラは栽培するのが難しい植物。花びらなどにも薬が使われている場合があります。
食用に作る場合は、必ず一般的に販売されている観賞用の薔薇ではなく、無農薬の薔薇の花びらを探してください。
薔薇の種類
ローズウォーター作りにおすすめの薔薇の新種は「ダマスクローズ」、「センチフォリアローズ」、「アルバローズ」と言われています。
多くのローズウォーターにはダマスクローズが使われています。香りが華やかで万人受けするため、多くの人に愛用されている品種ですね。初心者にもおすすめの品種です。
ローズウォーターを作る際は、数種類の薔薇を混ぜると香りが統一されない場合があるので、基本的には1種類の薔薇で作ることが推奨されています。
保存方法
手作りしたローズウォーターは、冷蔵庫で保管してください。
保存料などは使用しないので、早めに使い切りましょう。できれば冷蔵庫に入れて1週間以内の消費がおすすめです。
3.ローズウォーターの効果


ローズウォーターには、女性にとって嬉しい美肌効果がたくさんあるといわれています。
■ 肌バランス
肌のPh値を整え、肌の調子を整えると言われています。
正しい方法で抽出されたローズウォーターはPh値も弱酸性。そして私たちの肌も弱酸性です。つまり、ローズウォーターは肌のPh値を弱酸性に保ってくれる働きがあります。
■ 消炎、鎮静作用
ニキビや吹き出物などの炎症から肌を守る。日焼けなどによる火照った肌を落ち着かせます。
また、肌のPhバランスを弱酸性に整えることでニキビができにくい肌作りが期待できます。
■ 収れん作用
ローズウォーターは肌を引き締め作用があり肌のハリをアップにも期待できます。
■ アンチエイジング
バラは抗酸化作用や女性ホルモンエストロゲンの活性化による肌のアンチエイジングに期待されている成分。
また、肌に潤いと栄養を与えて、ハリ肌へ導くことでたるみや毛穴ケアにも期待できます。
■ 頭皮ケア
ローズウォーターは頭皮環境を整えて、健やかな髪の毛づくりをサポートしてくれるほか、フケの原因になる細菌や炎症の発生を防いでくれると言われています。
■ へアケア
ローズウォーターの保湿や抗酸化力は髪の毛に潤いを与えて、サラサラの髪に導いてくれると言われています。また、ドライヤーの熱ダメージから守る働きにも期待されています。
■ 心の鎮静作用
バラの香りは、女性の自律神経やホルモンバランスを整えると言われています。
気持が不安定になった時や、自分の心を労る目的で毎日のスキンケアやボディケアにローズウォーターを取り入れている方が多いです。
4.ローズウォーターの使い方
おすすめの使い方をご紹介します!
■ 化粧水として使用する


ローズウォーターを化粧水代わりに使う方も多いです。お顔、ボディに使えます。
市販の化粧水と違ってさらさらとしたお水なので、顔に使う時は手でつけるよりもコットンなどを使った方がしっかりと浸透します。コットンやパックシートに浸してパックにする方法もおすすめです。拭き取り化粧水として使っても良いですね。
■ 髪や頭皮ケア


ローズウォーターは保湿や消炎、細胞活性をサポートするため、髪と頭皮のコンディションを整える働きにも期待されています。
ローズウォーターをスプレーボトルに入れてて頭皮や髪の毛にシュっと振りかけて使うこともおすすめです。
寝ぐせ直しや頭皮マッサージなどにも使えます。髪の毛からローズの香りがふんわり漂います。夏場など、頭皮の臭いが気になる季節は持ち歩いてもいいですね。
■ 気持ちのリフレッシュ


ローズウォーターには、安眠、鎮静、不安抑制効果などがあると言われています。
仕事の休憩時間や、気分が落ち込んでいる時、集中力が少し切れた!という時に、手や首周りにシュっと振りかけることで気持ちのリフレッシュを助けてくれます。
■ オイルやクリームに混ぜる


ボディクリームやボディオイルに数的混ぜることで、全身にローズ成分を行きわたらせ、保湿力をアップさせたり、リラックス効果が期待できます。
また、ヘアオイルに混ぜることで髪にさらに潤いを与えたり、ドライヤーダメージから守ることに期待できます。
■ 日焼け後のアフターケア
ローズウォーターには、消炎や鎮静効果があると言われています。
日焼けをして赤っぽく、熱をもった肌の放置は、肌が火傷している状態だといわれているため、ローズウォーターをスプレーボトルなどに入れて日焼けした部分にかけましょう。
■ マウスウォッシュとして口臭ケア
ローズウォーターは体の外側からだけでなく、内側からも使用することができます。歯磨きしたあとに口に含んでマウスウォッシュのようにお使いいただけます。
5.使用時の注意


■ 保存や使用期間に気を付ける
ローズウォーターには様々な種類があります。防腐剤や酸化防止剤が入っていないものを選びたい、という方もいるかもしれません。
上記の保存料が入っているものは比較的長期間使用できますが、無添加や余計なものを使用していないものに関しては、使用期間はあまり長くならないようにしましょう。
使用期限は保管状況などによっても異なりますので、香りや使用時の感覚で判断することもおすすめです。
■ 飲む用の場合は少量から
ローズウォーターに慣れていなかったり、口に合わない場合は、気分が悪くなることもありますので、お体の様子を見ながら少量ずつご使用ください。
■ 心配な場合はパッチテストを行う
余分なものが一切含まれていないローズウォーターですが、体質や体調によって合わない場合もありますので、使用前にパッチテストを行いましょう
6.まとめ
ローズウォーターにはさまざまな使い方があり、色々な効能に期待できることをご紹介いたしました。余計なものが入っていないため全身に使え、飲む用のローズウォーターは体の内側から働きかけることができます。ぜひ、ローズウォーターで心も身体も癒されて、美しい体を目指しましょう。