最終更新日:2020-08-17
20~30代の方は骨粗鬆症と聞くと、お年寄りのイメージだから自分には関係ないと思っている方も多いのではないでしょうか。女性は女性ホルモンとの関係により、男性よりも骨粗鬆症のリスクが大きくなります。そんな時、骨作りに必要なカルシウムは女性にとって重要な栄養素になります。今回は、カルシウムと女性の関係についてご紹介いたします。
カルシウムは、乳製品や魚介類に多く含まれる必須ミネラルです。
人体にもっとも多く存在するミネラルで、そのうち約99%が骨や歯に存在、骨や歯の強度を高める重要な構成成分として知られています。
骨以外の1%のカルシウムは、血液などの体液や筋肉に含まれています。この1%のカルシウムが、神経の情報を伝達する働きや、筋肉を動かす働きなど、人間の体が正常に機能するために必要な重要な役割を担っているのです。
骨や歯の構成成分
カルシウムは骨や歯に存在しており、丈夫な体の構成成分です。
筋肉を動かす
血液中に十分なカルシウムがあると、筋肉の細胞にカルシウムが浸透し、筋肉が伸びたり縮んだりしてスムーズに体を動かすことができます。
脳や神経の情報を伝える
血液中のカルシウム濃度が一定の値に保たれていると、脳や神経に情報を伝えることができ、脳の活動をスムーズにすることができます。怪我をして傷口から血が出ると、カルシウムの働きを介して、血を止めます。
出血を止める
怪我をして傷口から血が出ると、カルシウムの働きを介して、血を止めます。
カルシウムの1日の目安摂取量が650mg(30~49歳)と言われておりますが、日本人の多くは 1 日のカルシウム摂取量が足りていません。
カルシウムは一度にたくさん摂っても体にためておくことはできず、必要のない分は排泄されます。そのため、カルシウムは取り続けなければ不足するようになり、血中濃度を保つために骨からカルシウムが溶け出すようになります。
このような状態が続くと、骨の中がスカスカになり「骨粗鬆症」を引き起こす原因となります。
女性は加齢によって、骨吸収をゆるやかにする働きのある女性ホルモン(エストロゲン)が減少するため、骨粗鬆症になりやすいのです。骨粗鬆症とは、骨の密度が低くなり、少しの衝撃でも骨折しやすくなってしまう病気です。
骨粗しょう症の症状としては、
①身長が縮んだ
②背中を丸めている
③腰と背中に傷みが出る
などの3つ症状が挙げられます。
カルシウムは“摂取しても吸収されにくい”という特徴をもっています。
そのため、不足しているカルシウムを効率良く摂るためには工夫が必要です。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、ビタミンKはカルシウムが骨から溶け出るのを防ぐ成分です。
これらの成分を含む製品を適度な量一緒に摂ることで、カルシウムを効率的に体内で利用することが出来ます。
ビタミンD:鶏卵、サケ、イクラ、干ししいたけ
ビタミンK:納豆、小松菜、ほうれん草
バランスの取れた食事に加え、食事と食事の間に、カルシウムが配合されたサプリメントを摂ることにより、効率よく摂取できます。
適度な運動を行うことは、骨を作る細胞の働きを活発にし、骨を丈夫にしてくれます。
また、散歩などをとおして、1日30分程度の適度な日光浴は、カルシウムの吸収を助けるビタミンDを体内で作ってくれます。
アルコールや塩分の摂りすぎは、せっかく摂ったカルシウムを尿として体外に排出してしまいます。
お酒を飲んだり、塩分の多い食品を摂取した際は、意識してカルシウムを多く摂りましょう。
カルシウムは女性にとって特に重要であることをご紹介いたしましたが、カルシウムは継続的に摂らなければ不足してしまいます。意識してカルシウムを摂取し、いつまでも健康的な骨作りをしましょう。
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