脂性肌?乾燥肌?あなたの肌タイプはどれ?
最終更新日:2022-06-07
美肌作りには、毎日のスキンケアは欠かせないものですが、スキンケアを行っているつもりでも、間違った方法だと逆に肌荒れを引き起こしてしまう事もあります。今回は、ご自身の肌タイプの見分け方のポイントをご紹介いたします。


動画でもご紹介しています
美肌には自分の肌質を知ることがまず大事。
適切なスキンケアに必要なご自身の肌タイプの見分け方のポイントと肌質別のスキンケア方法を動画でもご紹介しています。
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1.肌質は大きく分けて4種類
肌タイプは大きく分けて4つに分類されます。
汗腺から分泌される汗、皮脂腺から分泌される皮脂、それぞれの量のバランスによって分けられます。
■ 乾燥肌


乾燥肌は、水分と皮脂のどちらも不足している状態の肌で、ドライスキンとも呼ばれています。
乾燥肌は、保湿ケアの不足や加齢などにより、肌のうるおいが不足し、乾燥している状態の肌を指します。頬や目のまわり、口のまわりは特に乾燥しやすい部分です。肌表面がカサカサしたり、メイクのりが悪いという方は乾燥肌なことが多いです。
一般的な乾燥肌の方は、角層の水分量を保持する力がない状態で、肌の表面から水分を蒸発させないための皮脂量がもともと少ない先天的な場合もありますが、生活習慣の乱れやストレスや原因となり皮脂分泌のバランスが崩れ乾燥肌になっている場合も。
乾燥肌が悪化して肌が敏感になっている状態を、乾燥性敏感肌と呼ぶこともあります。
油分・水分
油分少なめ、水分少なめ
特徴
頬や目のまわり、口のまわりは特に乾燥しやすく粉を拭きやすい
■ 脂性肌(オイリー肌)


脂性肌は、皮脂が過剰に分泌される肌のことです。皮脂が多くなる肌は、脂性肌だけでなく、混合肌も該当しますが、脂性肌は水分も皮脂も多い肌のことを指します。
皮脂によるテカリやベタつきは、私たちのお肌を守るために重要なものですが、皮脂が過剰に分泌されている状態というのは、肌のバリア機能が低下していることを意味します。
体質もありますが、多くの脂性肌は、肌を守ろうとして皮脂を多く分泌させている状態です。
油分・水分
油分過剰に多い、水分多め
特徴
潤いや弾力はありますが、脂っぽくべたつく。
Tゾーンや頬の毛穴の開き、黒ずみ毛穴などが目立つ。
頬やTゾーン、あごなど顔全体のファンデーションが崩れやすい。
■ 混合肌(インナードライ)


混合肌とは乾燥肌と脂性肌(オイリー肌)の両方の性質を持っている肌のことで、テカテカしてしまう脂っぽい部分と、乾燥してカサカサになってしまう部分が混在する肌のことです。
混合肌は、特定の場所だけ皮脂が過剰に分泌され、それ以外の顔の部位や身体はとくに問題なかったり、あるいは、乾燥してカサカサだったりする場合は混合肌になるでしょう。
混合肌は、インナードライともいわれています。実は、今後肌の肌では角層の水分が不足して肌内部は乾燥しているにもかかわらず、肌の表面が皮脂でベタついてることが多いです。これが、「インナードライ」という状態であり、皮脂と水分量のバランスが乱れて起こる混合肌になります。
乾燥してダメージを受けている肌を守ろうと、皮脂の出やすい部分だけ皮脂が過剰に出てしまっているというイメージです。額や鼻、あごなどのTゾーンは、皮脂性のニキビができやすく、それ以外の場所は乾燥によるニキビや毛穴の開き、肌のゴワゴワ感が気になることが多いです。
油分・水分
油分多め、水分少なめ
特徴
比較的キメは粗い。
部分的、もしくは全体的にカサカサ、ゴワゴワしている。
Tゾーンや頬の毛穴の開きが目立つ。
皮膚が硬く、ファンデーションが崩れやすい。
■ 普通肌


普通肌は皮脂の分泌量が適度で、水分量も十分にある理想的な肌質です。
水分と皮脂のバランスが整っており、肌のバリア機能もしっかり働いていて、外からの刺激を受けにくいことが特徴です。お肌のつっぱり感も無く、Tゾーンに油浮きやテカリが気にならないという方がほとんどです。
しかし、普通肌は整いやすいお肌とは言え、夏は皮脂量が多くなったり、冬になると肌がかさついたりと、季節の変化によって肌トラブルが起きることもあり、ストレスや誤ったスキンケアの影響も受けます。肌トラブルが重なると肌質が変わってしまうこともあるので、その理想的な肌バランスを保つ努力が必要です。
油分・水分
油分適量、水分多め
特徴
うるおいにより適度なツヤがあり、なめらか。
キメが整っており、やわらかい。
ファンデーションののりがよく、ヨレやくずれなどが気にならない。
2.肌質の見分け方
■ 洗顔後の肌でチェック


洗顔を終えたらいつも使っている化粧水を付けずに過ごしてみましょう。肌がつっぱって保湿したくなるなら、乾燥肌や混合肌の可能性があります。一方、10分ほど何もつけなくても問題ないなら、脂性肌と考えられるでしょう。
■ 朝起きた時の肌でチェック


朝起きたての肌にテカリやベタつきが見られるなら、脂性肌だと考えられます。汗をかいたように光っていて、触ると手に皮脂が付着するのが特徴です。Tゾーンだけがテカるなら混合肌の可能性がありますが、Uゾーンにもうるおいがあるなら脂性肌といえます。
■ 頭皮でチェック


頭皮がカサつきがちなら乾燥肌、頭皮が皮脂でベタつきがちなら脂性肌の可能性が高いでしょう。
■ メイク崩れでチェック


「脂性肌(オイリー肌)」と「混合肌(インナードライ)」などの皮脂が過剰に分泌される肌タイプの方はメイクが短時間で崩れてしまいます。
メイクした肌を触って指に皮脂が付くような肌のテカリを感じる方は、皮脂が過剰に分泌されている可能性があります。
肌のテカリが顔全体に及んでいる場合は脂性肌(オイリー肌)、部分的にテカっており、そのほかの部分は触っても指に皮脂が付かないのであれば混合肌(インナードライ)と考えられます。
3.肌の状態を改善する生活習慣の見直し
バランスのとれた食生活
揚げ物やファストフード、辛い食べ物を好んで食べていると、皮脂の分泌量が増え、テカリが目立つようになります。
良質な睡眠
から最初のノンレム睡眠時は、お肌のダメージを修復する成長ホルモンが多量に分泌される最も大切な睡眠時間です。睡眠不足や質の悪い睡眠は、肌トラブルの原因となりますので、寝る前のスマホの使用やカフェインの摂取などは控えましょう。
4.肌タイプ別のスキンケア方法


■ 乾燥肌
バリア機能が低下しがちな乾燥肌は、刺激の少ないスキンケアアイテムを選びましょう。乾燥が酷い場合は、水分がしみてしまうこともあるため、乳液ではなくクリームを選んでください。洗顔後すぐにスキンケアを行うことで、乾燥しにくい肌へ導きます。
また、加齢による乾燥肌等はターンオーバーの乱れが原因の場合もあります。その場合は、肌の代謝を促すような、肌の生まれ変わりサイクルを整えるようなスキンケア商品の活用がおすすめです。 肌をゴシゴシとこすってしまうのは、乾燥を悪化させるだけでなくシミやシワの原因になりなるため、絶対に避けてください。
■ 脂性肌
皮脂量が多く分泌されるため、油分とともにお肌の表面に汚れや菌がとどまりやすい脂性肌は、洗顔しすぎると逆に皮脂分泌が増えてしまうため、1回の洗顔を丁寧に行うようにしましょう。油分を控えめに、水分を増やすようなスキンケアを心がけてください。
皮脂の分泌を放置すると、皮脂が酸化したり汚れと混じり毛穴につまってニキビになる恐れがありますので、やさしく過剰な皮脂を取り除くようにしましょう。 また、油分の多い化粧品の使用は控え、食べるものに関しても油分や糖分を摂り過ぎないように注意しましょう。
■ 混合肌
お肌のパーツによって肌質が異なるので、スキンケアが難しいと言われています。
混合肌のスキンケアでは皮脂を取り除くことに重きを置きがちですが、肌の調子を整えるために重要なのは「皮脂と水分のバランス」です。顔の部位によって皮脂量や水分量が異なるため、スキンケアも肌の状況や部分に合わせて丁寧に行いましょう。
混合肌は、べたつく部分でもお肌の内側は乾燥していることが多いので、乾燥肌用のスキンケアを選びましょう。保湿を避けがちなTゾーンこそ乳液やクリームでしっかり保湿することが大切です。不安定な肌の状態を整えることを意識しましょう。
■ 普通肌
お肌の水分と油分のバランスが取れている普通肌は、現状維持を心がけながら、保湿はしっかり行うようにしましょう。
普通肌の方は、肌トラブルの悩みが少ないため、スキンケアを怠ってしまったり、簡単に済ませてしまいがちになります。美しい肌を維持するためには、肌質が良いからとスキンケアを手抜きせず、化粧水で水分を補給ししっかり保湿する日常ケアの他、自分自身の体調や肌のコンディションに敏感になり状況にあったスキンケアが取り入れられるとよいですね。
間違ったお手入れやスキンケアを怠っていると、肌荒れを招いたり、肌質が変わってしまう場合もありますので注意です。
5.まとめ
肌質によってスキンケア方法が異なることをご紹介いたしました。ご自身に合ったスキンケア方法で、肌質改善を目指しましょう。