最終更新日:2020-08-17
「夜中に口が乾く」「話を始める時に口がかさついている」「乾燥した食べ物が飲み込みにくい」などの症状がある人はドライマウスかもしれません。そのまま放置していると口臭にも繋がるドライマウスについて、原因や対策をご紹介いたします。
ドライマウスとは、唾液の分泌が減少したり、分泌されなくなることで、口の中が乾燥した状態のことをいいます。
唾液腺から分泌される平均的な唾液の量は1日あたり約1~1.5リットルですが、さまざまな原因によって唾液の分泌が減ると、口の中の湿潤度が減少し、乾燥するようになってしまいます。
日常生活の中で、口の乾きが気になったり、ふと口臭に気付いたりするとき、それは「ドライマウス」のサインかもしれません。
具体的にドライマウスの症状はどのようなものがあるのでしょうか。
ドライマウスになると口内の粘膜同士がくっつきやすくなり、歯茎や頬、舌や喉に違和感を覚えます。症状は自覚しにくいものですが、放っておくと日常生活に支障が出てくる場合があります。口の乾きを感じたら、早めにケアすることが大切です。
ドライマウスの主な原因はこちらです。
薬の副作用
一部の風邪薬や抗ヒスタミン剤、血圧降下剤、抗うつ剤などは薬の副作用として口が乾くものがあります。花粉症の薬の中にも、唾液が出にくくなり口が乾く原因となるものがあります。
病気
唾液腺の病気やシューグレン症候群が原因の場合があります。糖尿病や腎臓病を患っている場合は、症状のひとつとしてドライマウスになることがあります。
加齢
加齢による唾液分泌機能の低下により、口が乾く場合があります。
筋力の低下
唾液はかむという刺激が脳に伝わることで分泌されるため、噛む筋肉が衰えると唾液が出にくくなります。
ストレス
普段の口の乾きを感じることがなくても、緊張すると口の乾きを覚えます。精神的なストレスもドライマウスの原因となります。
口呼吸
口呼吸を習慣にしていると口の中が乾きやすくなります。
飲酒や喫煙
飲酒は全身を脱水状態に導きやすく、喫煙は交感神経に影響し唾液の分泌を減らし、ドライマウスの原因となることもあります。
ドライマウスの症状が進行すると、虫歯や歯周病が起こりやすくなったり、ひどい口臭などの口腔内トラブルに発展したり、味覚の異常に繋がってしまいます。ドライマウスが進行する前の対策をご紹介いたします。
こまめな水分補給
口の乾きを感じたらすぐに水分補給できるようにしておき、口の中のうるおいを保つようにしましょう。特に冬場は空気が乾燥するため、お部屋の湿度にも注意を払うようにしてください。
よく噛んで食べる
かむ回数を増やすことで唾液の分泌量が増加します。よく噛む必要のないファーストフードのような食事が中心になると、唾液の分泌量が少なくなり、口が乾きやすくなるため、注意しましょう。
ガムをかむ
できれば甘くないガムを噛むようにしましょう。ドライマウスの方は虫歯になりやすいため、甘いガムは口腔内の環境がさらに悪化してしまう場合があります。
舌を動かす体操
唾液の分泌を促すには、唾液腺のマッサージだけでなく舌の体操も良い方法です。舌をできるだけ前に出して、上下・左右に動かしたり、舌先で円を描くように大きく回してみましょう。
ドライマウスが進行してしまと、食事をしにくい、食事をおいしく感じられない、会話を楽しめないなど、普段の生活から楽しみを奪ってしまいます。また、虫歯や口臭にも繋がるため、進行する前に対策を行うようにしましょう。
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