最終更新日:2020-08-17
第6の栄養素と呼ばれる「食物繊維」の働きはご存知でしょうか。便秘に良いとして有名な栄養素ですが、実は便秘だけではありません。今回は、食物繊維についてご紹介いたします。
食物繊維は、昔は体に必要なものだと思われていませんでしたが、今では「第六の栄養素」として重要視されている栄養素です。水に溶けないタイプ(不溶性食物繊維)と水に溶けるタイプ(水溶性食物繊維)があります。
水に溶けにくい繊維質で、水分を吸収しやすく、便のかさを増やし排便をサポートしてくれます。
水に溶けやすく、水に溶けるとジェル状になります。血中コレステロール値を下げたり、食後の血糖値の急上昇を抑える働きがあります。また、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれます。
糸状でザラザラしており、穀類、野菜、きのこ、こんにゃく、豆類に多く含まれています。
便通をよくする
便のかさを増やし、腸を刺激して腸の働きを活発にすることで便通をサポートします。
食べ過ぎ防止や、虫歯ケア
歯ごたえがあるものが多いため、よく噛むことで満足感をもたらし、食べ過ぎ防止に繋がります。また、唾液の分泌量も抑えられるため、虫歯ケアにも繋がります。
美肌に導く
腸のぜん動運動をサポートして善玉菌を増やすことで腸内環境を整え、美肌作りに期待できます。
ヌメヌメしたものとサラサラしたものがあり、精製されていない穀類、果物、芋類、海藻、豆類に多く含まれています。
便通をよくする
腸内で水分を吸着し、便を柔らかくします。また、腸内で発酵・分解され善玉菌を増やし、腸内環境を整えます。
食後の血糖値の急激な上昇を抑える
胃腸内をゆっくり移動するため、長時間満足感が得られます。また、糖質の吸収を穏やかにします。
コレステロールの上昇を抑える
コレステロールや胆汁酸を吸着し、便通に排泄することで、コレステロールの吸収・再利用を抑えます。
血圧の上昇を抑える
ナトリウムを包み込み、一緒に排泄します。
腸内環境を整える役割を担っているのが「腸内細菌」と言われる大腸に生息している細菌です。腸内細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分類され、腸内でバランスを保っています。
しかし、加齢とともに善玉菌が減少してしまい、腸内環境が乱れてしまうことがあります。食物繊維は悪玉菌を減少させる働きがあるため、腸内バランスを整えてくれます。
食物繊維には、悪玉菌・有害物質を減らす働きがあるため、ストレスや睡眠不足による腸内細菌のバランスの崩れをサポートしてくれます。
腸内環境が整うことで、健康や美容にも繋がります。食物繊維を健康維持や美容に役立てるためには、不溶性食物繊維・水溶性食物繊維どちらか一方を摂取するのではなく、両方をバランスよく補うようにしましょう。
食物繊維が不足すると、腸は不健康な状態になってしまいます。腸とお肌には密接な関係があり、美肌を手にするためにも腸内環境を整えることが大切です。食物繊維を意識して摂ることで、身体の内側からキレイになり、美容や健康に役立てることができます。
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