最終更新日:2020-08-17
30代後半から40代に多いと言われる「プレ更年期」はご存知でしょうか。何かにつけてすぐイライラしてしまったり、足腰の冷えが気になるようになったりと更年期のような症状が…という方は更年期の予兆かもしれません。今回はプレ更年期について詳しくご紹介いたします。
更年期は閉経の前後の5年間と定義されておりまして、閉経は平均50歳前後といわれているため、更年期は40代半ば~50代半ばに当たります。
閉経にはまだ時間があっても閉経に向けて心身の変化が生じ始める30代後半~は「プレ更年期」と呼ばれています。では、どのような症状がプレ更年期と呼ばれるのでしょうか。
・上半身のほてり
・突然、頭や顔に汗をかく
・最近、疲れやすい
・足腰が冷えやすい
・頭痛が頻発する
・肩こりがひどい
・めまいがする
・息切れがしやすい
・ダイエットしてもなかなか体重が落ちない
・ささいなことでイライラする
・すぐ落ち込んだり、自己嫌悪になる
・なかなか寝付けず、眠りが浅い
・やる気がでない
・肌が乾燥する
・肌のたるみやくすみが気になる
・髪の毛にハリがなくなる
・爪が割れやすくなる
・口の中が乾く
上記のような症状がいくつも当てはまる方は「プレ更年期」かもしれません。
「更年期」は女性ホルモンの分泌量が原因とされますが、「プレ更年期」の原因は主にストレスだと言われています。
卵巣の寿命は約50年と言われており、卵巣がその働きを止めるのが閉経で、この閉経の前後5年は女性ホルモンの分泌が急降下します。それにより女性ホルモンのバランスが崩れるのが「更年期」です。
それに対して、卵巣はまだ元気だけれど、ストレスから自律神経が乱れ、女性ホルモンのバランスが崩れてしまう事で、更年期のような症状が現れることを「プレ更年期」と呼びます。
プレ更年期の症状は、日頃の生活習慣を見直すことが改善に繋がります。
ストレスをためない
まず、ストレスをためないことが大切です。ストレスを抱えるとイライラしたり、落ち込みやすくなったり、心理的な症状を感じやすくなります。日々の仕事や家事を抱え込みすぎず、人に任せたり相談することが大切です。肩の力を抜いて頑張りすぎないことも大事な対処法です。
規則正しい生活を心がける
私たちの身体は、日中の交感神経が優位に働くことでアクティブに活動できるようになり、夜になるにつれて副交感神経が優位に働いてリラックスするようになっています。生活リズムが崩れると自律神経が乱れて、休みたい時に十分に休めなくなってしまいます。
ほどよい運動
自律神経のバランスを整えるためには、ほどよい運動が重要です。日中に太陽を浴びながらウォーキングするなどの有酸素運動が理想的です、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌が促進されることで、心理面の不調が改善されたり、夜に副交感神経が優位に働きやすくなります。
バランスの良い食事
プレ更年期に欠かせない食事をご紹介します。
【イソフラボン】納豆、豆腐、豆乳、油揚げ
肌のツヤやハリを保つにも必要な栄養素です。
【ビタミンE】アーモンド、アボカド、ナッツ類、かぼちゃ、卵
強い抗酸化パワーを持っており、血流サポートで卵巣にしっかり血液や栄養を届けてくれます。
【たんぱく質】鶏肉、乳製品、大豆製品
たんぱく質は細胞やホルモンを作るために必要な栄養素です。肉や魚は太ると避ける方も多いですが、しっかりと摂取することが大切です。
【ビタミンB6】まぐろ、かつお、レバー、ピーナッツ
たんぱく質の代謝をサポートする働きがあります。
【亜鉛】牡蠣、レバー、ごま、煮干し、高野豆腐
卵巣に多く含まれており、女性ホルモンバランスを整える働きがあります。
まだ30代なのに更年期のような症状を感じている方は、ストレスが原因かもしれません。更年期の症状は、多かれ少なかれ誰にでも起こるものです。日々の生活習慣を見直して、少しでもストレスを緩和させてあげるようにしましょう。
こちらの記事もおすすめ
脱水症状は進行するまで明らかな症状ができないのが特徴です。脱水症になりかけているのに、本人や周りが気付かないため「隠れ脱水」になっている方が多くいます。今回は隠れ脱水についてご説明いたします。
2020-08-17
夏になると紫外線が気になり、日焼け止めクリーム、帽子、日傘、手袋、サングラスなど、さまざまなUVケアを行う方が多いかと思います。しかし、紫外線を完全にシャットアウトしてしまうと…
2020-08-17
目的から探す
サプーはこんなサイトです
よくあるご質問